デザインの視点でクルマを斬るジャーナリスト。千葉大学工業意匠学科卒業。商用車のデザイナー、カーデザイン専門誌の編集次長を経て88年末よりフリー。AJAJ会員。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
1955年に始まったトヨタ『クラウン』の歴史には、デザイン視点で2つのトラウマがある。ひとつは「クジラ・クラウン」と揶揄された4代目(1971~74年)だ。
若い女性をメインターゲットとし、ファッション用語の「エフォートレス」をキーワードに開発したというダイハツ『ミラトコット』。調べるとエフォートレスは2014~15年頃にファッション・トレンドとして浮上したようだから、トコットの企画時期に重なる。