ソラコム、Automotive Edge Computing Consortium(AECC)に加入

業界横断型のコンソーシアムで、コネクテッドカー技術を検証・推進

Automotive Edge Computing Consortium (以下、AECC)は、株式会社ソラコム(本社:東京都港区、代表取締役社長 玉川憲)が、コンソーシアムのメンバーに加わったことを発表しました。AECCは、車両、コンピューティング、およびネットワーク技術の融合に向けたベストプラクティスを推進するために活動する、業界横断型の非営利コンソーシアムです。



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ソラコムはコンソーシアムのメンバーとして、MNO(携帯通信事業者)、自動車メーカー、通信やクラウドの事業者、その他関連技術標準団体および技術コミュニティと協力し、将来のコネクテッドカーのニーズを満たす新技術や標準を確立していきます。ソラコムのIoT通信における専門知識は、AECCが想定するさまざまな実例に対し、一貫性を持ち、かつ効率的に技術要素をつなぐソリューションをサポートします。

株式会社ソラコム 最高技術責任者 CTOの安川 健太は以下のように述べました。
「自動運転などのインテリジェントドライビングや高精度マッピングなどのコネクテッドカーのためのサービスには、クラウドに接続するための安全で信頼性の高い通信が必要です。ソラコムはAECCのグローバルメンバーと協力し、大容量データ処理やインテリジェントサービスをサポートすることによって、車両がクラウドに安全に接続する次世代ソリューションを形にしていきます」

さらに、2024年4月のAECC All Member meetingでの発表を次のように締めくくりました。「GSMA規格SGP22/32に基づいたeUICC(*1)を使用して、AECCメンバーであるトヨタ自動車株式会社と伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)とともに、コネクテッドカー向けの認証および安全に保護されたネットワークのPoC(*2)を行い、その結果を共有する予定です」
(*1) eUICC:Embedded universal integrated circuit card
(*2) PoC:Proof of Concept、概念実証

AECCは、業界標準団体と関連調査結果、要件、技術ソリューションを共有することで、コネクテッドビークルのベストプラクティスと新しいユースケースの開発を加速させます。AECCは、コネクテッドビークルが大容量データとAIを使用して、安全性、持続可能性、信頼性、運転体験を向上させる新しい時代を創造することをビジョンに掲げています。
AECCの理事会は共同声明で以下のように述べました。
「ソラコムをAECCに迎え入れることができ、とても嬉しく思います。ソラコムの技術と経験は、次世代のコネクテッドビークルのソリューションに取り組む際に、AECCにとって非常に貴重な協力者となるでしょう」

AECCについて
AECCは、業界横断型のグローバルリーダーが集まり、世界中の数十億台の車両に関連する急速に進化する重要なデータおよび通信ニーズを探るために結成されたコンソーシアムです。AECCの目標は、インテリジェントビークルサービスに必要な大容量データをサポートするために、分散コンピューティングおよびインフラネットワークアーキテクチャをより効率的にサポートする方法を見つけることです。AECCのメンバーは、自動車業界、高速モバイル通信、エッジコンピューティング、無線技術、分散コンピューティング、AIマーケットの主要プレーヤーです。AECCおよびその会員メリットに関する詳細は、https://aecc.org/ をご覧ください。

ソラコムについて
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