ブースコンセプトのひとつ次世代コックピットの提案「Cabin Innovation」では、「Human-Max VISION」と「Human-Max REAL」のコーナーを
体験・体感することができる。

「VISION」は、AIエージェントを搭載し自動運転・手動運転にも対応するコンセプトカーのキャビンを表現したものだ。詳細機能はAR技術を駆使して紹介。展示車に“ミライスコープ”と呼ばれる端末をかざすと、車に使用されている同社の部品がどのように動作しているかを確認できる。どう見えるかは実際に会場で試してほしい。
まず目を引くのは、超薄型コックピットをはじめとした斬新なデザインのインテリア構造。前後ともにゆったり座れる空間が確保されている。センターコンソールもダッシュボードパネルから手前まで張り出すような作りになっており、足元のスペースが空いている。
半透明のマルチファンクションメーターと扇型ハンドルが周辺視界を邪魔しないようになっており、コックピットの解放感をさらに強調する作りだ。

AR体験では、クルマに搭載されたAIエージェントと会話をしながら自動運転や手動運転の機能、ドライバーや同乗者の好みに合わせた空調設定を疑似体験する。運転モードによって内装の色や照明が変化するところも体験してほしい。内装の色が変わるのは、表皮に使用される材料の電子化によって実現され、自動運転かどうか確実に区別できるので良いアイデアだと言える。もちろん、キャビンモードの切り替えには、森林浴をイメージしたリラックスモードといったバリエーションもあるので、純粋に内装の変化を楽しむのもいいだろう。