セーフティカーに始まり、セーフティカーで終わった富士の決勝レースだった。予選ではトヨタ『TS030ハイブリッド』とアウディ『R18 e-tronクワトロ』の実力が拮抗し、決勝での緊迫したレース展開が期待されたが、20日は未明から雨が降り続ける。決勝の開始時刻である11:00を過ぎても雨足に変わりはなく、レースはセーフティーカーでのスタートの後、長時間の中断を2度も余儀なくされた。そして15:40、三たびセーフティカーでスタートするも、1周も終わらぬままに3度目のレッドフラッグ。無情にもレースの終了が告げられた。総合優勝は予選3位だった中嶋一貴のトヨタ7号車。アンダー・グリーンでのラップは1周もなかったが、予選2位の僚友デビッドソンのトヨタ8号車がピットスタートとなり、ポール・スタートのアウディ1号車の思わぬピットインによって勝利が転がり込んだ。●前哨戦、アウディは勝利に自信アウディの主戦ロッテラー「富士でトヨタに勝って、メーカー王座を決める」アウディ同門対決のドライバー王座争い、首位快走中もデュバルは決して楽観せずアウディ、富士でのタイトル確定を目指す…ライバル・トヨタを警戒●プラクティス~予選、トヨタとアウディの実力伯仲富士ラウンド初日、3戦ぶり登場のトヨタ中嶋一貴組は午前午後とも4番手ハイブリッド対決、ポールはアウディ…トヨタの2台が続く可夢偉フェラーリはトラブルで予選不出走…決勝は最後尾スタートに王座争うアウディ勢、ロッテラー組ポール獲得でデュバル組4位…予選詳報トップチームと日本人ドライバーの姿追う…予選[写真蔵]写真で見るレースの舞台裏…アストンマーチンレーシング●各チーム首脳&ドライバー 決勝の意気込み語るトヨタ陣営、“13年最終仕様TS030”で母国戦連覇&全敗回避を期すアウディのウルリッヒ代表、トヨタ返り討ちの自信とともに「決勝はフェアでエキサイティングに」決勝スタート11:00、天候変化がレース運びにもたらす影響はF1から転身のブルーノ・セナ「上をねらっていく」●スタートから豪雨、セーフティカー導入セーフティカースタート、そして強まる雨に赤旗中断濡れた路面、決勝スタート直前にスピンするマシンも1時間30分経過…順位はアウディ・トヨタ・アウディ雨でもレースの楽しみ方はさまざま[写真蔵]●相次ぐ中断、そして…無情の結末レース再開は一瞬、2度目の中断…2時間10分経過15:35にセーフティカースタートが決定、3度目の正直なるかレースせずに幕切れ…トヨタが富士2連覇レースリザルト優勝のトヨタ中嶋一貴「ちょっと複雑な気持ち」ドライバー、観客への謝罪口々に…悪天候がもたらした数々のドラマ
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