王者の貫禄漂う豪奢なチームホスピタリティに“アウディ モータースポーツ”(Audi SportおよびAudi Sport Team Joest)の首脳と、世界選りすぐりのレギュラーワークスドライバー6人が居並ぶ様は、まさしく壮観の一語。ウォルフガング・ウルリッヒ代表からは、前戦オースティン(米国)での勝利によりLMPマシン通算100勝を達成したことや、「ルマン初参戦だった1999年のマシンに比べ、現在は空力の効率が65%、モノコックの軽量化は50%も進んでいる。ディーゼルで初めてルマンに優勝した2006年からは、燃費が21%向上した」などの成果が語られた。もちろん、それらが市販車にもフィードバックされていることは言うまでもないだろう。