【WEC 第6戦 富士】決勝スタート11:00、天候変化がレース運びにもたらす影響は

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レース1時間前のピットレーン。コースはヘビーウェット
  • レース1時間前のピットレーン。コースはヘビーウェット
  • レース1時間前のピットレーン。コースはヘビーウェット
  • 視界は数百m程度
  • レース1時間前のピットレーン。コースはヘビーウェット

富士スピードウェイで行われるWEC(世界耐久選手権)第6戦、決勝は20日11:00よりスタートし、6時間の戦いの火ぶたが切って落とされる。

ポールポジションを獲得したのは、アウディ・スポーツ・チーム・ヨーストの『R18 e-tronクワトロ』1号車(ロッテラー/トレルイエ/ファスラー組)。これをトヨタ・レーシングの『TS030ハイブリッド』8号車(デビッドソン/ブエミ/サラザン組)と同じくトヨタ7号車(ブルツ/ラピエール/中嶋組)が追う展開となる。プラクティスでのアクシデントで調整が送れたアウディ2号車は4番手からのスタート。

10:15現在の富士スピードウェイは雨。この未明にかけてはかなりの雨量で、トラックのタイヤカスはすっかり洗い流され、路面はヘビーウェット状態。前夜の会見でアンドレ・ロッテラーは雨を見越して「路面状況を注意深く見守る必要がある」と語るが、「(雨ならば)ポールからのスタートということで、前方の視界が得られることは多少有利かもしれない」と、序盤からの逃げ切りを示唆した。

トヨタ・レーシングの木下明美代表は前夜のメディア懇談会で「本当はドライで戦いたかった」とこぼしていたが、午後にかけては雨がやみ、路面は次第に乾いていくという予報も出ている。平均ラップタイムではアウディよりも有利なトヨタとしては、アウディの先行を許さず、早めにトップに立ち主導権を握りたいところ。天候の変化とそれに伴うタイヤ/ピット戦略が、レース運びに少なからず影響をもたらしそうだ。

《北島友和》

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