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---- フローティングカーに続いて驚かされたのが、新型オデッセイ向けHDDカーナビから実現した『渋滞予測』です。これはかなり早い段階から準備されていたのでしょうか。
今井 VICSはそもそもユーザーに直接提供されるものだったのですが、'01年に(テレマティクスサービスやコンテンツサービスなどの)事業者向け提供が解禁されました。ホンダはその第1号事業者として、VICS情報を取得。渋滞予測のための渋滞情報収集を始めました。
---- 渋滞予測は約2年の"情報収集"があって実現したサービスであって、今すぐ「ホンダを真似て、うちも渋滞予測をやろう」と思い立ってもなかなか始められないわけですね。
今井 現在、VICSセンターから提供されるのはリアルタイムな渋滞情報だけですから、事業者側がもらったデータを蓄積しなければなりません。また、過去のVICSデータが提供されるようになっても、じゃあすぐ渋滞予測ができるかというと難しいでしょう。自らデータを集めながら培う、ノウハウや渋滞予測アルゴリズムがありますので。
---- 渋滞予測で使われているのはVICSセンターのもので、フローティングカーが集めた情報は使われていないのですか。
今井 今のところ渋滞予測システムでフローティングカーの情報は使われていませんが、カーナビ側には渋滞予測データとフローティングカーが集めた蓄積渋滞の両方が渡されて、ルート検索に使われています。
---- 渋滞予測、フローティングカーは他社にない魅力的なサービスだと思いますが、今後の展開はどうなるのでしょうか。
今井 まず渋滞予測とフローティングカーはインターナビプレミアムクラブの基本サービスと位置づけて、今後の純正カーナビに標準搭載していきます。また今のHDDカーナビは市販カーナビのハイエンドモデルに対抗する位置づけなので、高機能で価格も高め。今後はディーラー装着品も含めて、インターナビプレミアムクラブ対応の廉価版モデルも考えていかなければならないと考えています。
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