【燃費男 1000マイル無給油 挑戦】前人未到の高速道チャレンジ

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ギネスブックの「イギリス1周低燃費記録」で4冠を達成した「燃費男」こと宮野滋氏が6月7日、新型『プリウス』で東京 - 鹿児島 - 熊本間の1609km=1000マイル無給油記録チャレンジを行った。宮野氏の特別寄稿による挑戦記を全4回に渡ってお届けする。

ガソリン価格の高騰と地球温暖化の影響で、最近、燃費に関心を持つ人達が確実に増えています。その中で、一番売れているハイブリッドカー、トヨタ『プリウス』のオーナーを中心とした、満タンで1000マイル=1609kmを走った人達が入れるという「1000マイルクラブ」というインターネット上のクラブが存在します。

このクラブに集う燃費マニアの人達は、1609kmどころか、2000kmも越え、昨年には2605kmという驚異的な記録をたたき出したそうです。しかし、会員数が120名を越える1000マイルクラブでも、高速道路を東京から鹿児島まで1370kmの道のりを走り、さらにその先から1000マイルを越えるという記録を作った人は今まで無かったのです。

これは、プリウスはエンジンを常時回して高速道路を走るより、ハイブリッドシステムを使いながら一般道を走った方が燃費が良いためです。そのため、プリウスで、東京から下道を鹿児島まで走って1000マイル越えの記録を作った人は居ても、高速道路を走って、東京から鹿児島まで到達したチャレンジャーは居ませんでした。

今回、一緒にチャレンジに参加したレーシングカーデザイナーの由良拓也さんは、高速走行での燃費が向上するプリウス用エアロパーツ「エアロプリウス由良スタイル」を2007年の秋に完成させました。燃費が悪化するほど飛ばしてしまう由良さんの性格も、1000マイルクラブの人達と付き合い始めたことでエコドライブに開眼、そんな由良さんと二十数年の付き合いの私は、ようやく発売となった30型の新型プリウスを次の燃費チャレンジの武器として購入を決心したのでした。

ETCを使って週末に東京をスタートすれば、鹿児島まで1000円で行けるはず(編集部註:実際には2600円)、これに満タンで6000円程のガソリン代を加えるだけで、東京から鹿児島まで行けたら画期的な事じゃあないだろうか?

こうして「燃費男」こと宮野滋の新型プリウスと「違いの分かる」レーシングカーデザイナー由良拓也さんが開発したエアロプリウス由良スタイル(ユラプリ号)の、東京から鹿児島まで高速道路を1370km走り、さらに一般道で熊本空港を目指す1000マイル=1609km越えへの挑戦が始まったのでした。

■新型プリウスドライバー
宮野滋 56歳 内科小児科医
高見真文 60歳 元警察官

■20型プリウス、エアロプリウス由良スタイル(ユラプリ号)ドライバー
由良拓也 57歳 レーシングカーデザイナー
近藤正純ロバート 44歳 雑誌『ahead』編集長

■新型インサイトドライバー
佐野慎亮(さの しんすけ)26歳 静岡県沼津市、佐野新聞販売店
宝田俊介(ほうだ しゅんすけ)23歳 茨城県在住 佐野氏の大学自動車部後輩

《宮野滋》

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