3月末でハイウェイカードの使用がとりやめになり、各民営化会社の事務所では払い戻し手続きなどが進んでいる。
編集スタッフが手持ちのハイカや回数券を払い戻そうと、首都高速道路の西東京管理局(東京都千代田区)を訪ねたところ、払い戻しの現場は不満顔の利用者でいっぱいだった。
現金での払い戻しとETCカードへの付け替えに格差があることに不満をぶつける人や、いちいち申請用紙に記入を迫られることにムッとしている人---ピリピリとした雰囲気のなか、職員は廊下にまで設置された長机の間をまわり、書類記入の手伝いや謝罪に大わらわ。
「これから月末が近づくと、さらに人数が増える」と、ある職員は不安げに話していた。ETC普及のため、偽造対策を名目に強引にハイカや回数券を廃止したツケと言えるだろう。