日産自動車、NTTデータ、イッツ・コミュニケーションズ、トレンディ、東急セキュリティの5社は16日、横浜市青葉区みたけ台地区で、子供の交通事故防止を目指す実験を12月から開始すると発表した。
「アイセイフティ交通安全サービス」は、クルマに専用の情報提供装置を搭載し、ICタグを持つ児童などが近くに存在すると、音声でドライバーに「近くに子供がいます。注意してください」と注意を促す。
NTTデータとイッツ・コミュニケーションズ、東急セキュリティの3社は、今年4月から7月までの期間、子供を犯罪から守る「子供見守りサービス」の実験を共同で実施してきた。
今回、ITSを活用し交通事故低減をめざす日産と、ICタグによる位置情報提供サービス技術の確立をめざすトレンディの2社が加わることにより、交通事故の低減に向けたサービスも追加する。
実験は来年3月末まで実施の予定。サービスの参加車両は100台とし、同エリアに無線LAN基地局を配備した「見守りスポット」を20カ所設ける。見守りの対象者となる児童などは約200人。