三菱自、燃費確認試験で RVR など8車種が諸元値に達せず…スズキは全車クリア

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三菱 RVR(資料画像)
  • 三菱 RVR(資料画像)
  • 三菱 ミラージュ の2017年モデル

国土交通省は8月30日、三菱自動車およびスズキの燃費不正を受け、自動車技術総合機構で実施した燃費・排出ガスの確認試験の結果を発表した。

確認試験は、三菱自動車の軽自動車4車種を除く現行車9車種21台と、スズキの現行車26車種28台を対象に実施。調査結果によると、スズキは26車種28台すべて車両で燃費値が諸元値を上回った。一方、三菱は8車種15台で燃費値等が諸元値に達していないことが確認された。

三菱のガソリン車で確認試験結果が諸元値をクリアしたのは、『アウトランダー』のみ。『ミラージュ』『RVR』『パジェロ』『デリカD:5』は諸元値に届かなかった。その中で諸元値と試験結果の乖離が最も大きかったのはRVR(3台中の1台)で、諸元値16.0km/リットルに対し、試験結果は14.6km/リットル、乖離率は8.8%だった。

またディーゼル車ではパジェロが諸元値を達成、デリカD:5は未達。『アウトランダーPHEV』は、CDレンジ(外部充電による電力を用いて走行可能な距離)やハイブリッド走行時の電力消費率などは諸元値を達成したが、ハイブリッド走行時の燃料消費率は未達。EVでは『i-MiEV』(2台中1台)と『ミニキャブMiEVトラック』の一充電走行距離が未達となった。

国土交通省は三菱自動車に対し、今回の結果を踏まえ、燃費値が諸元値に達していない車種について、諸元表の燃費値を修正して届け出るよう指示した。

なお、排出ガス値については両社全車両が諸元値を下回った。

《纐纈敏也@DAYS》

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