三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは1月上旬、1月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、6264台。前年同月比は3.5%減と、23か月ぶりに前年実績を下回った。
6264台の内訳は、乗用車が前年同月比22.8%減の2488台と、4か月連続で減少。SUVなどのライトトラック系は、前年同月比15.5%増の3776台と、19か月連続の前年実績超え。
SUVでは、2010年10月に米国市場で発売した『アウトランダースポーツ』(日本名:『RVR』)が後退。1月は、2233台を売り上げた。前年同月比は1.5%減と、10か月ぶりに前年実績を割り込む。アウトランダースポーツは2012年7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替え、需要増に対応してきたが、三菱は米国生産からの撤退を決めている。
また、『アウトランダー』は1月、改良新型モデルが1543台を販売し、1月の新記録。前年同月比は53.8%増と、11か月連続の前年超え。2013年9月に米国市場に投入した『ミラージュ』は、前年同月比43.5 %減の963 台と、2か月ぶりに減少した。
2015年の三菱自動車の米国新車販売台数は、前年比22.8%増の9万5342台と、2008年以降では過去最高を記録している。