米国IIHS(道路安全保険協会)は9月15日、サイオン『iA』(マツダ『デミオ セダン』)のOEM)の衝突安全テストの結果を公表。「トップセーフティピック+」に認定すると発表した。
IIHSは、サイオンiAに、「スモールオーバーラップ」と呼ばれる前面オフセット衝突テストを実施。スモールオーバーラップテストは、フロント部分の運転席側1/4が当たるようにオフセットさせて固定バリアにぶつけるもの。
スモールオーバーラップは、対向車がセンターラインをはみ出してきて衝突するなど、実際の衝突事故により近づけるための追加テスト。しかし、車体のメインフレームよりも外側に強い衝撃が加わるため、厳しい判定を下される車種が多い。そして、IIHSは優秀な結果を残した車を、「トップセーフティピック」に指定。高い衝突安全性を認定している。
サイオンiAのスモールオーバーラップテストでは、ダミー人形の頭/首、胸、大腿部、脚と全ての部位への傷害レベルが最小限で、GOOD(優)。また、ボディの安全構造に対する判定も、GOOD。IIHSは、「ドライバーの生存空間は、充分に確保」とコメント。
サイオンiAのスモールオーバーラップテストの総合評価は、最高のGOOD。さらに、2013年9月から導入された前面衝突予防性能を評価する新試験プログラムは、「アドバンスド」。この結果、サイオンiAはIIHSから、トップセーフティピック+に認定されている。