楽天は10月31日、「旅行好きが選ぶ!おすすめのローカル列車ランキング」を発表した。同社の旅行予約サイト「楽天トラベル」で、年間5回以上旅行している人を対象に実施したローカル列車に関する投票を集計。1位にはJR東日本の五能線が選ばれた。
五能線は東能代(秋田県能代市)~川部(青森県弘前市)間147.2kmを結ぶローカル線で、全体の4割となる362票を獲得。日本海の海岸沿いを通るルートで、付近には世界自然遺産の白神山地があるほか、観光列車『リゾートしらかみ』が運行されている。
楽天によると、投票者からは「地元の人の人情に接し心が癒される」「非日常の自然の景色に感動します」「ガタゴトというレールの音、車内の雰囲気は昭和時代を体感できます」などといった声が寄せられたという。
2位はSL列車が運行されている大井川本線や、日本唯一のアプト式鉄道を採用している井川線を運営する静岡県の大井川鐵道(297票)、3位は釧路湿原を通りオホーツク海の流氷も眺めることができるJR北海道の釧網本線(236票)が選ばれた。4位から10位までは会津鉄道(福島県)、JR東日本の只見線(福島県・新潟県)、三陸鉄道(岩手県)、嵯峨野観光鉄道(京都府)、JR西日本の氷見線(富山県)、南阿蘇鉄道(熊本県)、長良川鉄道(岐阜県)となっている。