日産自動車のカルロス・ゴーン社長は7日夜、横浜市の日産本社とベルギーを結んだテレビ会見で、日産とダイムラー間の協業拡大について言及、双方の米国工場を活用しあう可能性もあると指摘した。
両社間では、日産の「インフィニティ」ブランド向けにダイムラーのガソリンおよびディーゼルエンジンを供給することで合意している。
ゴーン社長は、今後の協業拡大を詰めていきたいとしたうえで、パワートレインの共通化や一部部品の共同調達などを挙げた。また、共同生産面では「とくに米国では相互生産の可能性もある」と言及。ダイムラーのアラバマ工場と日産のミシシッピ工場で、一部車種を相互に生産委託するなどの協議を進める意向を示した。