日産自動車、ルノーから自己株式を取得し消却へ…約1200億円

新たなアライアンスの発表(2月6日)
  • 新たなアライアンスの発表(2月6日)

日産自動車は12月12日、取締役会を開催し、自己株式の取得とその全数消却を決議した。この決定は、新たなアライアンス協定に従い、ルノーグループが信託会社に信託した日産自動車株式の一部売却を受けたものだ。

◆取得価額は1199億5350万円

日産自動車は、財務戦略やフリーキャッシュフローの状況、新たなアライアンス契約に基づく優先的地位を総合的に勘案し、自己株式の取得を行なうこととした。また、資本効率を改善するため、取得した自己株式は全数消却する。これにより純資産が減少し、一株当たりの利益(EPS)が増加することで、株価純資産倍率(PBR)の改善が期待される。

取得対象となるのは日産自動車の普通株式で、取得総数は2億1100万株、取得価額は1199億5350万円である。取得日は12月13日で、取得方法は東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買付けとなる。


《レスポンス編集部》

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