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〜検証テスト その4〜
今いる場所が分かり合える便利さ |
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カーテレマティクス対応カーナビは通信経由で情報を取得するだけではなく、他者へ自車位置情報を発信する機能も持つ。名称こそ違うが、機能としては各社ごとにほぼ同じものを提供している。ただし、発信する情報の内容については多少の差異がある。発信先のアドレスや文章を自由に編集できるものもあれば、アドレスのみが編集可能で文章は定型しか使えないタイプ。さらにはパソコンであらかじめ登録した相手(アドレス)に位置情報しか送れないタイプもある。レスポンスよく、使い勝手のいいモデルはどのモデルか。


5ステップと手順が少なく、所要時間も49秒と短かったのが日産『ティアナ』に装着された『カーウイングス』対応カーナビ。ただし、事前にカーウイングスのWebサイトで相手先を登録しておく必要がある。このため、未登録の相手に自車位置メールを送るという作業をクルマのみで完結することは不可能となる。
送信先アドレス、メールの文章を直接入力することは可能なものの、クルマの個体差から意外に苦戦してしまったのがホンダ『アコード』に装着されていた『インターナビ・プレミアムクラブ』対応カーナビ。タッチパネルモニターの感度がよすぎて……というか、アドレスを入力する際に隣の文字が誤って押されてしまうことが多かった。「タッチパネルの感度調整が必要かも」という測定チームの意見はあったが、それ以外のプロセスは非常に順調で、7ステップ、所要51秒。送信先のアドレスやメールの文章が自由にできるというのはやはりポイントが高い。
パイオニア『AirNavi』も同様のタイプとなるが、プロセスは18ステップと非常に煩雑。これに伴い、所要時間も若干長い71秒となる。
トヨタ『セルシオ』の『G-BOOK』対応カーナビは、送信先アドレスは自由に設定できるものの、メール文章は定型文のみになるというタイプ。7ステップで操作性はよいのだが、要した時間は108秒と最も長い。実験した場所は東京の都心部で、電波の受信状況もよかったはずなのだが、今ひとつレスポンスに欠けるといった状況だった。
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所要時間 |
到達数 |
トヨタ セルシオ G-BOOK |
108.0 秒 |
7 ステップ |
日産 ティアナ CARWINGS |
49.0 秒 |
5 ステップ |
ホンダ アコード Internavi |
51.0 秒 |
7 ステップ |
日産 マーチ AriNavi |
71.0 秒 |
18 ステップ |
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