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〜検証テスト その2〜
天気いかんでドライブの楽しさ、大きく影響 |
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ここからが、カーテレマティクス対応カーナビの真価を試す実験。通信機器を接続し、サーバーにアクセスした状態で最新の情報を引き出すというもの。第一の実験では東京ディズニーランド(千葉県浦安市)、グランベリーモール(東京都町田市)、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)をそれぞれ目的地に設定し、目的地の天気を調べるという操作を行った。
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結果を先にいってしまえば、各モデルともおおむね40〜45秒程度で情報の取得が可能だ。ホンダ『アコード』に装着された『インターナビ・プレミアムクラブ』対応カーナビはとくに早く、最短で30秒(グランベリーモール)、最長でも38秒(東京ディズニーランド)しか要していない。
取得時間を左右するもの、それは通信に要する時間というよりは、目的の情報にアクセスするまでのプロセス数に依存するといっても過言ではない。トヨタ『セルシオ』に装着された『G-BOOK』対応カーナビは、純正カーナビとは思えないほどステップ数が多く、8〜9ステップを経ないと必要な情報を得られない。また、画面に表示されるボタンの内容も不適切というか、表示される位置も含めてわかりにくく、よほど慣れていないと使いこなすのも難しい。あまりにも操作プロセスが多いとストレスもたまるし、情報を欲しいとき=時間に余裕があるときとは限らない。むしろ「今すぐ知りたい!」というシチュエーションの方が多いだろう。そんなときに深い階層を辿らせるのは不親切だし、ユーザーの使い勝手を重視したとはいえなくなってしまう。
もうひとつ気になったのは、ナビで設定した目的地とリンクして検索できない機種(G-BOOK、AirNavi)と、それが可能な機種(カーウイングス、インターナビ・プレミアムクラブ)があるということ。ユーザーフレンドリー&シームレスという面で見れば、好ましいのが後者であることも間違いない。前者は目的地の設定で数ステップの操作を行い、さらに情報取得で数ステップの操作を行う。狭い車内でそうした面倒な操作を強いるというのは問題だ。後付けのAirNaviはまだしも、セルシオのような高級車に装着されたナビであれば、もっとフレンドリーな操作性を追求すべきではないだろうか。
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目的地 |
所要時間 |
ステップ数 |
トヨタ セルシオ G-BOOK |
東京ディズニーランド |
42.0 秒 |
8 ステップ |
グランベリーモール |
41.0 秒 |
9 ステップ |
鈴鹿サーキット |
46.0 秒 |
8 ステップ |
日産 ティアナ CARWINGS |
東京ディズニーランド |
179.0 秒 |
3 ステップ |
グランベリーモール |
40.0 秒 |
3 ステップ |
鈴鹿サーキット |
40.0 秒 |
3 ステップ |
ホンダ アコード Internavi |
東京ディズニーランド |
38.0 秒 |
3 ステップ |
グランベリーモール |
30.0 秒 |
3 ステップ |
鈴鹿サーキット |
31.0 秒 |
3 ステップ |
日産 マーチ AriNavi |
東京ディズニーランド |
45.0 秒 |
10 ステップ |
グランベリーモール |
39.0 秒 |
10 ステップ |
鈴鹿サーキット |
50.0 秒 |
10 ステップ |
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