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〜検証テスト その1〜
グッドレスポンスは、どこのナビ!? |
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カーテレマティクス対応カーナビのうち、ハードウェアそのものの性能を測るという意味で行われたのが起動時間の測定だ。イグニッションを回してエンジンを始動し、カーナビに通電してルートマップがモニターに表示されるまでの時間を計った。起動時に通信は行っていないので、画面が表示されるまでの時間=そのハードのレスポンスのよさ、ということになる。


圧倒的な起動の速さを見せつけたのが、トヨタ『セルシオ』に搭載されていた『G-BOOK』対応カーナビ。エンジンを始動した瞬間にセルシオのロゴマークが現れ、次の瞬間には地図が表示されている。今年8月に発表されたばかりの最新型ということもあるが、最短6秒、最長でも7秒。5回の平均スコアでも6.6秒という優秀さを誇った。
日産『ティアナ』に装着された『カーウイングス』対応カーナビは13秒。何度測定してもバラつきがなく、平均しても13秒というのはハード面が非常に安定しているからだろうという印象を受ける。セルシオのほぼ倍となる時間だが、感覚的にはこのぐらいでも「十分に速い」と思える。
これがホンダ『アコード』に装着された『インターナビ・プレミアムクラブ』対応カーナビになると「ちょっと遅いかな」という印象になる。エンジン始動からナビ画面表示に至るまでの時間は最短で16秒、最長18秒。平均では17秒だがバラつきが著しい。個体差もあるかと思われるが、一呼吸を置く間があるのでつい画面に見入ってしまう。
パイオニア『AirNavi』の場合はエンジン始動後、電源スイッチを押してからの測定となる。起動時にローソンの宣伝が流され、それが終わらないと操作できないが、一連の流れで最短19秒、最長では23秒になる。平均値は20.2秒だ。AirNaviの場合、コールドスタート時が最長となるが、ハードに電気が通ってしまえば違和感ない。後付タイプなので起動時間が掛かるのは仕方がないという、妙なあきらめも受け入れられるが、自動車メーカー装着のカーナビだったら、早急に改善すぺきポイントといえるだろう。
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1 回目 |
2 回目 |
3 回目 |
4 回目 |
5 回目 |
平均 |
トヨタ セルシオ G-BOOK |
6.0 秒 |
6.0 秒 |
6.0 秒 |
7.0 秒 |
7.0 秒 |
6.6 秒 |
日産 ティアナ CARWINGS |
13.0 秒 |
13.0 秒 |
13.0 秒 |
13.0 秒 |
13.0 秒 |
13.0 秒 |
ホンダ アコード Internavi |
18.0 秒 |
17.0 秒 |
16.0 秒 |
16.0 秒 |
18.0 秒 |
17.0 秒 |
日産 マーチ AriNavi |
23.0 秒 |
20.0 秒 |
19.0 秒 |
19.0 秒 |
20.0 秒 |
20.2 秒 |
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