パリ〜ダカールラリーでの日本人初の総合優勝をはじめ、モータースポーツ界に多大な貢献をしてきた篠塚建次郎はれっきとした三菱自動車社員だが、来る7月10日付をもって同社を退職することとなった。責任者への転身を考える三菱に対し、本人は現役続行を望んだため。
2002年FIAクロスカントリラリー・ワールドカップ第4戦モロッコラリーは9日、マラケシュにゴール。2002年パリ〜ダカールラリー優勝の増岡浩(三菱パジェロ)は、久々の実戦だったが2位でフィニッシュ、03年“パリ〜ダカ”へ向けて好調なスタートを切った。
世界ラリー選手権(WRC)第6戦アルゼンチンラリーは、16日にシェイクダウンとセレモニースタートが行われた。ラリーは17日、本格的にスタートする。サービスパークのラクンブレを基点とし北方へ479.17km、うちSS(競技区間)9カ所153.79kmを争う。
FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦キプロスラリーは18日、ワークスチーム合同のシェイクダウンを実施。「マールボロ三菱ラリーアート」のフランソワ・デルクール、アリスター・マクレー、ヤニ・パーソネンの3人は入念なセットアップを行った。ラリーは19日からSS(競技区間)が始る。
「マールボロ三菱ラリーアート」のフランソワ・デルクールは最終日に猛烈アタック。まずSS13でフレディ・ロイックス(ヒュンダイ)をかわして11位、SS15でトニ・ガルデマイスター(シュコダ)を逆転してトップ10に入った。
2002年FIA世界ラリー選手権(WRC)第4戦のカタロニアラリーは3月21日から24日まで、スペインの地中海に面するジョレット・デ・マールを起点に行なわれる。カタロニアラリーはツール・ド・コルスについでターマック(舗装)2戦目にあたる。
マールボロ三菱ラリーアートは、2002年世界ラリー選手権(WRC)第5戦キプロスラリーに、フランソワ・デルクール、アリスター・マクレーに加え、第3ドライバーとしてヤニ・パーソネン(フィンランド、26才)を参戦させる。
2002年FIA世界ラリー選手権(WRC)が17日、モナコのモンテカルロで開幕した。午前中はモンテカルロ北東のソスペル−カステリオン峠でのシェイクダウン・テスト、夜はカジノ前の公園広場でセレモニー・スタート。
篠塚建次郎(三菱パジェロ、総合3位)---「ライバルが早い段階でリタイヤしたからといって我々の勝利の価値が薄れるとは思わない。(自分の結果については)力一杯走ったので悔いはない」
増岡浩(三菱パジェロ、総合優勝)---「自分では90%の力で走り続け余裕を持っていたつもりだが、振り返ると厳しさの連続だった。全体を通してコース状況の悪いところが多く、気持ちよく全開で走れるような砂漠は2、3日だった」
2002パリ〜ダカールラリーは13日、最終・第16レグを終了、三菱パジェロに乗る増岡浩とパスカル・メモンが初優勝した。増岡はパリダカ挑戦15度目。2位はユタ・クラインシュミット、3位篠塚建次郎、4位ジャン・ピエール・フォントネと三菱が上位独占した。
10日、パリ〜ダカールラリー第13ステージはティシット発着の周回コース、450km(全てSS=競技区間)。増岡浩(三菱パジェロ)がトップタイムをマークし、総合でも2位の篠塚建次郎(三菱パジェロ)との差を大きく広げた。