日産自動車は19日、4ドアセダン『フーガ』をフルモデルチェンジして同日より販売を開始した。フーガとして2代目となる新型は、高級セダンとしての「走・美・快」の最高峰を追求して開発した日産のフラッグシップ。
2代目となる新型日産『フーガ』(19日発売)は高級感にフォーカスして開発されているという。それはなぜか。
まもなく日産から発売される新型『フーガ』。フーガとしては2代目にあたるこのクルマのインテリアデザインは、初代から引き続きデザイン本部プロダクトデザイン部の小田島貴弘さんが担当した。
「リーマンショック以降、この栃木工場が荒波を一番受けて、9月までは1ラインだったが、10月からようやく、2つある生産ラインが稼働するようになって活気が戻ってきた」と、笑みを浮かべながら語るのは日産自動車の志賀俊之COO(最高執行責任者)。
日産自動車は12日、栃木工場で新型『フーガ』のオフライン式を行った。その式典で挨拶した志賀俊之COOは「世界最高品質のフーガをお世に送り出す日を迎えられたことをみなさんに感謝する。本当に自信を持って世界に送り出せるクルマができた」と嬉しそうに述べた。
日産自動車は12日、栃木工場(栃木県河内郡上三川町)で、19日に発売する新型『フーガ』のオフライン式を行った。
新型『フーガ』のデザインキーワードは“勢(いきおい)”と“艶(つや)”だという。ぱっと見は『スカイライン』に似ていると感じるが、ボディサイドの表情と伸びやかなスタイリングは高級セダンにふさわしい存在感を放っている。
新型『フーガ』の開発キーワードのひとつに、「止揚(アウフヘーベン)」という言葉があったという。
新型『フーガ』では、2.5リットルモデルにも7速ATが初採用される。Cd値0.26という空力性能や、ロックアップ領域の拡大などとも相まって、10・15モード燃費12.2km/リットルを達成し、エコカー減税の対象となり購入補助が適用される見込みだ。
東京モーターショーでも展示されている、日産の新型『フーガ』。今号では11月19日の発売に先駆け、プロトタイプの試乗が行われている。
日産自動車は、ハイブリッドモデル『フーガハイブリッド』を2010年秋に導入する。東京モーターショーには一足早く車両が展示されている。
日産『フーガハイブリッド』は、日産初の独自開発による市販ハイブリッドモデル。2010年秋から発売が予定されている。
東京モーターショーで発表された日産『フーガハイブリッド』は、日産初の独自開発による市販ハイブリッドモデル。2010年秋から発売が予定されている。
日産の新型『フーガ』の商品コンセプトは「最高峰 走・美・快の日産フラッグシップ」。躍動感に満ちたデザイン、広く華やかに、心地よく仕立てられたインテリア、安心と快適に支えられた、一体感のある爽快な走りをアピールポイントとする。
日産自動車は、まもなく発売を予定している『フーガ』新型を第41回東京モーターショーに出品する。そのインテリアの快適性を考えたとき、「空気と音」だと話すのは商品企画室、大澤辰夫さん。