【日産 フーガ 新型】インフィニティ エッセンスの“エッセンス”

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日産 新型 フーガ(プロトタイプ) 370GT タイプS
  • 日産 新型 フーガ(プロトタイプ) 370GT タイプS
  • タイプSはスポーツチューンドサスペンションおよび20インチの専用アルミ、フロント4ポッド/リア2ポッド対向キャリパーが装着される。マルチリンク式のリアサスペンションは新設計となり、ダンパーは新開発のダブルピストン構造を採用。
  • リアスタイルに標準タイプとタイプSとの大きな差異はない。
  • 「コ」の字形のLEDブレーキランプに囲まれるようにしてフラッシャーとバックランプが配置される
  • FRらしくロングノーズが強調されたデザインとなっているが、室内長はライバルを凌ぐという。
  • タイプSのインテリア。スカイライン同様、中央のアナログメーターがアクセント。
  • 日産 新型 フーガ(プロトタイプ) 370GT
  • 標準仕様のホイールは18インチ。キャリパーも片持ちタイプとなる。しなやかな乗り心地が持ち味だ

新型『フーガ』のデザインキーワードは“勢(いきおい)”と“艶(つや)”だという。ぱっと見は『スカイライン』に似ていると感じるが、ボディサイドの表情と伸びやかなスタイリングは高級セダンにふさわしい存在感を放っている。

プロダクトチーフデザイナーの青木護氏は、「人びとの目を心を惹きつける躍動感に満ちたデザインを目指した」と語る。「FRの普遍的なプロポーションといえるロングノーズに、短めのオーバーハングをもつリアセクションはネコ化の猛獣が後ろ足で大地を蹴る“踏ん張り感”を強調した」(青木氏)。

新型フーガのスリーサイズは、全長4945mm×全幅1845mm×全高1500mm。全幅は40mm広げられる一方で、フロントピラーを50mm後退、全高は10mm落とされ、ロングノーズそしてロー&ワイドのプロポーションになり、従来モデルで感じられた腰高なイメージは払拭された。

フーガのデザインは、3月のジュネーブモーターショーで発表されたコンセプトカー、インフィニティ『エッセンス』がモチーフになっているという。次席チーフエンジニアの長谷川聡氏は「エッセンスは市販されないが、文字通りインフィニティブランドのコンセプト“エッセンス”が凝縮されている。このエッセンスのデザイン思想が反映されたプロダクトの第一弾が新型フーガ」と説明する。

《北島友和》

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