【日産 フーガ 新型発表】高級感にフォーカス

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2代目となる新型日産『フーガ』(19日発売)は高級感にフォーカスして開発されているという。それはなぜか。

まず、初代『フーガ』のイメージについてマーケティング本部マーケティングダイレクターオフィスの押野直美さんは、「どちらかというとスポーティなイメージが強かった。走りの良いクルマというイメージを持ってもらったのが初代フーガです」という。

調査結果でも、走りの部分ではトヨタ『クラウン』よりフーガの方が銘柄が挙がりやすい(購入者、非購入者とも)。が、高級車としてフーガの名前が出てくるかというと、必ずしもクラウンほど出てこないのだという。つまり走りが良いだけでは必ずしも高級車にはならないということだ。

そこで、「走りが良いというのは高級車としてもちろん必要ですが、ちゃんと良い素材を使っているだとか、質感が良いとか内外装の高級感や持っている雰囲気だったりを、ある程度お金を出して、色々なことが分かった人に認めてもらえるクルマにしなければならないと考えました」と話す。要は、走りはベースとしてもう持っているので、それにプラスアルファとして、高級感といったところを意識して開発したのだという。

「当然価格帯もクラウンと同じくらいにしています。高級車って何ですかといったときにいまは多分9割の人は『クラウン』と答えるでしょうが、これからは9割の人が『フーガ』と答えてもらえるようにしていきたい」と意気込みを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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