トヨタ自動車は15日、ハイブリッド車『プリウス』の累計世界販売が4月末で102万8000台となり、100万の大台を突破したと発表した。1997年末に世界初の量産HVとして市場投入して以来、約10年半での到達となった。
累計の内訳は国内が31万5000台、海外が71万3000台となっている。海外では2000年に投入した北米が59万2000台と最多で、日本を上回っている。
プリウスは現在、40余りの国・地域で販売しており、09年後半からは韓国でも発売する。生産は日本のほか、05年から中国でも行っている。
トヨタはこれまで販売したプリウスは、動力性能などが同等のガソリン車と比較して約450万トンのCO2(二酸化炭素)排出抑制効果をもたらしたと試算している。