経済産業省系の独立行政法人、産業技術総合研究所は3日、ディーゼルエンジンの課題とされるNOxとPMの同時除去が可能な「電気化学セラミックリアクター」の製造技術を始めて開発した、と発表した。セラミックのNOx還元反応とともに、電極上での酸化反応を使い、固体炭素を直接、酸化するもの。既存のDPF(粒子状物質減少装置)に代わり、NOxとPMを同時に除去する後付け装置として実用化が期待される。