日産から発売された新型高級車の『フーガ』。現在のエンジンラインナップは210PS/27.0kgmを発揮する2.5リットルV型6気筒と、280ps/37.0kgmを発揮する3.5リットルV型6気筒のの2種類。
だが、14日に行われた新型車発表会の壇上で、カルロス・ゴーン社長は「V型8気筒の日本導入」を明言した。
このV8エンジンについて日産自動車マーケティング本部商品企画部 藤山修氏は「来年の今ごろ、つまり1年以内には4.5リットルのV8搭載車も追加する予定です。北米でも近々フーガの北米仕様がリリースされますが、北米ではV6と同時に発売する予定です」と語る。
「最高出力などのスペックはまだ明らかにされていませんが、日本の自主規制であった280PSというきまりがなくなったので、日本でも当然280PSは超えてくると思います」
さらに「北米の仕様は350PS程度になると思いますので、日本でもそれぐらいになるかもしれません。ただし、スペックを追うのではなく、日本での扱いやすさなどを考え、細かなチューニングを施すと思います。スペックを派手にするための、まやかしのパワーでは意味がありませんから」とコメント。
噂の4.5リットルV8は日本にも登場するようだ。しかも、3.5リットルでも280PSを達成しているだけに、300SPオーバーは確実だろう。しかも、北米仕様の350PSのまま発売されてもおかしくはない。
ホンダ『レジェンド』によって火蓋が切られた300PSオーバーのパワー競争に日産が加わる日も近そうだ。