【自主改善措置】これくらいいいじゃん!---日産のオプションパーツ

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日産自動車と同社の用品製造子会社、アルティアは2日、日産がディーラーオプションとして販売した「バックランプスポット」、約6150個が保安基準を満たさないとして国土交通省に自主改善措置を報告した。

97年5月〜今年9月までに販売した製品で、『エルグランド』と『セレナ』、合わせて約6150台に装着されたという。この製品は、ミニバンのバックドアに装着する後方確認ミラーのステーに取り付け、スモールランプと連動して夜間の後退時に点灯、後方視界を照らすもの。

保安基準には『後退灯の個数は2個以下』という規定がある。アルティア側は、同ランプが点灯する際は純正バックランプのうち1個を消すように設定していたが、車検時にこの部品を把握した国交省は、「それでも灯室(ランプ)数が3個になり、保安基準に不適合となる」と判断した。

改善措置は、純正バックランプの1個について配線を切断し、ソケット部にもシーリング剤を注入して完全にランプを“消滅”させ、バックランプを2個以下にする、という。そもそも後退時の安全を確認する安全装置なのに、いかにも役人的な杓子定規の措置、と言えそうだ。

《編集部》

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