中古チャイルドシートの安全性、運輸省が指針策定へ

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今年4月からチャイルドシートの使用が義務付けられたが、運輸省は今後拡大すると思われるチャイルドシートのリサイクル使用について、購入時に安全対策の目安となるチェック項目などの指針を策定していくことを決め、耐用年数などの調査に着手した。

チャイルドシートは年齢別に使用できるタイプが定められているため、子供の成長に合わせて買い換えていくことになるが、いらなくなった中古品が知人間や、フリーマーケット、それにネットオークションなどで売買されるというケースが最近増えている。だが、そういった場で流通している中古品の中には、現在の運輸省の安全基準を満たしておらず、型式証明の得られていないものや、プラスチック部分が劣化して衝突の衝撃に耐えられないといったもの、説明書が添付されなかったことから、誤った装着に至ってしまうといったケースがあるという。

運輸省ではこれらケースによる事故を防ぐため、今月末にも専門のワーキンググループを設立して、識者などとの情報交換を行い、中古使用のための指針を策定していく。また、現在メーカーからも発表されていない、部品の経年劣化などについても、独自に調査していく。

《石田真一》

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