中国へ! ロンドンタクシーの次なる一手…新型EVミニバン登場

英国LEVCの新型EVミニバン『L380』
  • 英国LEVCの新型EVミニバン『L380』
  • 英国LEVCの新型EVミニバン『L380』
  • LEVCが開発中のSOA:スペース・オリエンテッド・アーキテクチャー
  • LEVCが開発中のSOA:スペース・オリエンテッド・アーキテクチャー

英国のLEVCは12月12日、新型EVミニバンの『L380』を発表した。2024年、まずは中国市場での発売を予定している。

LEVC は、London Electric Vehicle Companyの略で、ロンドンタクシーを生産している会社だ。2013年には、ボルボカーズの親会社の中国ジーリー・ホールディンググループ(浙江吉利控股集団)の傘下に入った。2018年には、発電専用エンジンを搭載し、モーターで走行するレンジエクステンダーEVタクシー、『TX』を欧州で発売している。

LEVCは、室内空間を追求した新シリーズEVの第一弾として、L380を発表した。トヨタが2020年まで販売していた『エスティマ』の次期型を連想させるような、流麗なデザインが特長だ。LEVCはL380によって、タクシーメーカーからeモビリティソリューションのリーディングプロバイダーへの転換を加速させるという。

2023年初めにジーリーが発表した新しいEVプラットフォーム、「スペース・オリエンテッド・アーキテクチャー」(SOA、空間指向構造)をベースにする。L380は航続や効率、安全性、充電時間、耐久性、コネクティビティに進歩をもたらす、と自負する。

L380は2024年、まずは中国市場での発売を予定している。その他の市場でも販売する計画で、技術に関する詳細は2024年に発表する、としている。

《森脇稔》

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