高速道路3社、大型車駐車マスを大幅拡充へ---物流2024年問題

大型車駐車マスを整備した新名神・土山SA(下り)
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東日本高速道路(NEXCO東日本)と中日本高速道路(NEXCO中日本)、西日本高速道路(NEXCO西日本)は、高速道路の休憩施設での大型車駐車エリアの混雑を解消するため、2023年度に大型車駐車マスを約600台分拡充する。

2022年度はサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)で小型車マスから大型車マスへの描き換えなどで、全国21カ所のSA、PAで大型車マス373台を拡充した。

ドライバーの労働時間の規制強化で輸送能力が不足する「物流の2024年問題」がクローズアップされる中、大型トラックの利用環境を改善するため、大型車駐車マスを大幅に拡充する。

2023年度は全国37カ所のSA、PAに598台分の大型車駐車マス拡充を進める予定。拡充にあたっては、マスの変更に加え、大規模な土工工事や照明・満空情報板といった既存施設の移設などを伴う工事も予定する。

計画通り完成した場合、NEXCO3社合計の大型車マス数は2114台分となる。


《レスポンス編集部》

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