日産米国販売6.5%減、SUVは18%増 8月

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日産自動車の米国法人、北米日産は9月上旬、8月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は12万4638台。前年同月比は6.5%減と、3か月ぶりに前年実績を下回った。

12万4638台のうち、乗用車は前年同月比24.6%減の5万7791台と減少傾向。一方、SUVなどのライトトラックは、前年同月比17.9%増の6万6847台と好調。

日産ブランドの8月実績は、11万4199台。前年同月比は6.9%減と、3か月ぶりに減少した。乗用車系では、主力車種の『アルティマ』(日本名:『ティアナ』)が、1万9646台。前年同月比は39.2%減と、2か月連続のマイナスとなった。『セントラ』は1万4256台を販売。前年同月比は9%減と、3か月ぶりに減少した。『ヴァーサ』は1万0585台で、前年同月比は28.8%減と、4か月ぶりのマイナス。2015年6月に新型を投入した『マキシマ』は、前年同月比42.7%増の6064台と、11か月連続のプラス。

ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、小型SUVの『ローグ』(『エクストレイル』の兄弟車)が、8月の新記録の3万2979台を販売。前年同月比は19.2%増と、25か月連続で増加した。小型ピックアップトラックの『フロンティア』は、161.6%増の9537台と8か月連続で増加。新型を投入した『ムラーノ』は、29%増の7482台と8月の記録を更新する。

インフィニティブランドは、前年同月比1.8%減の1万0439台と、2か月連続で減少。主力の『Q50』(日本名:日産『スカイライン』)は3745台にとどまり、前年同月比は2.4%減と、4か月連続のマイナス。SUVの『QX60』は、前年同月比18.2%減の3268台と、2か月連続で減少した。『QX50』(日本名:『スカイラインクロスオーバー』)は、改良新型モデル投入の効果で、前年実績のおよそ5倍の1200台と大幅増が続く。

日産自動車の2015年米国新車販売は、前年比7.1%増の148万4918台と新記録。2016年1-8月は、前年同期比5.4%増の105万5227台を売り上げている。

《森脇稔》

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