トヨタ自動車が2月3日に発表した米国の若者向けブランド、「サイオン」の廃止。これに伴い、米国ではサイオンから発売予定だった新型車『C-HR』が、トヨタブランドに変更される。
サイオンは2015年11月、米国で開催されたロサンゼルスモーターショー15に、サイオン『C-HRコンセプト』を出品。同車はトヨタが9月、フランクフルトモーターショー15で初公開したトヨタC-HRコンセプトの5ドア仕様のサイオン版。
C-HRコンセプトは、ダイヤモンドをモチーフにしたデザインを採用。軽快さと力強さが大胆に融合したスタイリングを追求した。また「キーンルック」や、その構成要素の「アンダープライオリティ」など、トヨタ独自のデザインに進化を与え、個性を表現する。
最近のサイオンは、5ドアハッチバックの『iM』(トヨタ『オーリス』)、4ドアセダンの『iA』(マツダ『デミオ セダン』のサイオン版)と、ラインナップを拡大してきた。C-HRコンセプトは、一連のサイオンの新型車第3弾として、米国で発売されるはずだった。
ところが、2月3日のサイオンの廃止決定を受けて、C-HRは、トヨタブランドから発売されることに。現地での発売時期は、2016年内と見られる。