【デトロイトモーターショー15】ホンダ FCV コンセプト、北米初公開…現地発売は2016年に決定

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ホンダ FCV コンセプト(デトロイトモーターショー15)
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ホンダの米国法人、アメリカンホンダは2015年1月13日、米国で開催中のデトロイトモーターショー15において、『FCVコンセプト』を北米初公開した。

FCVコンセプトは2014年11月、日本で発表。同車は、ホンダの燃料電池車の開発のノウハウを結集させた新型燃料電池車のコンセプトカー。2015年度中に、日本国内での発売を目指しており、その後、米国や欧州へ展開していく予定。そのため今回、デトロイトモーターショー15で、北米デビューを果たした。

新開発の燃料電池スタックは、従来型より33%小型化しつつ、出力は100kW以上、出力密度は3.1kW/リットルと、従来比で約60%向上。その小型化した燃料電池スタックを含めたパワートレインを、セダンタイプのボンネット内に集約して搭載する。

これにより、大人5人が快適に座れる、ゆとりあるフルキャビンパッケージを実現。同時に、将来のFCVの普及拡大期において、複数の車種に展開することを可能にした。

FCVコンセプトは、70MPaの高圧水素貯蔵タンクを搭載し、航続距離は700km以上。水素タンクの再充填は約3分程度。ホンダによると、現在のガソリン車と、使い勝手は同等という。

デトロイトモーターショー15のプレスカンファレンスには、アメリカンホンダのジョン・メンデル上級副社長が登壇。FCVコンセプトの市販版の米国投入時期に関して、「2016年」と明言した。さらに同副社長は、「FCVコンセプトが、完全なる新世代のホンダ先進技術搭載車の第一号車」とコメントしている。

《森脇稔》

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