【日産 スカイライン 200GT-t 発表】価格の差はエンジン性能の差

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日産 スカイライン 200GT-t
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日産自動車は『スカイライン』に2リットル4気筒ターボモデルを追加し、6月5日より発売する。これにより、6気筒ハイブリッドと2つのラインナップとなる。

「両車の違いはパワートレインのみで、デザイン、安全性能もほぼ共通だ」とは、同社商品企画本部日本商品企画部リージョナルプロダクトマネージャーの遠藤智実さんの弁。

「ハイブリッドはエンジン単体のトルクでは2リットルターボとあまり変わらないが、さらにモーターで加速するので、圧倒的なパワーを感じることが出来る」。対して、4気筒ターボは、「冷静に考えると350Nmは凄いトルク。低速トルクがたっぷり出て、パワーも211psあるので、十分満足してもらえるだろう。そこに魅力を感じる方に購入してもらいたいのが、この2リットルターボだ」と話す。

「販売割合は半々を想定」と遠藤さん。「プレミアムセグメントで最も売れているBMWは500万円台以上が多く、スカイラインのハイブリッドと戦える価格帯にある。欧州車に対抗できるところは、ハイブリッドでユーザーを獲得し、200GT-tは、性能的には引けは取らずに、より手の届きやすい価格設定(383万4000円から)とすることで、ハイブリッドはちょっと手が届きにくい、あるいは、ハイブリッドは必要ないというユーザーの方々に選んでほしい」と述べる。

価格と装備の関係について遠藤さんは、「ダイレクトアダプティブステアリング以外の装備はほとんど落としておらず、エンジンの差別化によって、価格を抑えた。この考えは欧州プレミアムブランドと同じで、同じ銘柄であれば、上から下までエンジンラインナップは違えども、装備はほぼ共通。極端に言うと、エンジン性能(欧州の場合は最高速度)だけが違うということなのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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