大同工業は2月19日、高効率インホイールモータ搭載の4人乗り超小型電気自動車FOMM『コンセプト one』を共同開発したと発表した。
ボディサイズは全長2495mm、全幅1295mm、全高1550mm、車両重量460kg。FFインホイールモータをカセット式バッテリーで駆動し、最大航続距離は約100km(市街地走行モード)、ガソリン換算燃費96.7km/リットルを達成する。また、家庭での非常用電源としても使用できる。
アクセルペダルをなくし、すべて手を使った新しい操作方法をするほか、万が一の水害に備えるため水浮上機能を装備。ジェット水流発生機能による水面移動も実現する。
同モデルは、次世代型モビリティの製造に関する技術やノウハウを有するベンチャー企業FOMMと、同社に出資参画した大同工業および日本特殊陶業とともに開発。今後、東南アジアを中心とした車両販売を見据え、2014年3月にタイで開催されるバンコク国際モーターショー出展等での市場評価を仰ぎながら、市場ニーズとの機能やコストの適正化を図り、2015年10月の販売開始を目指していく。