郵船ロジスティクス、日本海側の港と韓国・釜山港を結ぶ海上物流サービスを提供…輸送リードタイムを大幅短縮

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郵船ロジスティクス、日本海側の港を活用した物流ソリューションを展開
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郵船ロジスティクスは、日本海側の境、伏木富山、新潟、酒田などの港を活用した海上貨物輸送と韓国釜山新港の倉庫を組み合わせた物流ソリューションを強化すると発表した。

これまで、日本海側に拠点を持つ顧客の調達・販売物流で、東京、名古屋、大阪など太平洋側の主要港を経由した場合、トラック配送など、日本国内転送コストが発生していた。太平洋側~日本海側の転送に伴う輸送日数の長期化、特に、欧米などの国々との物流には、長い船足を考慮した輸送・リードタイムの調整が必要となっている。

同社では今回、日本海側の港を利用した海上貨物輸送と、韓国・釜山新港に持つ約2万2000平方メートルの同社グループ倉庫を組み合わせ、日本海側に拠点を持つ顧客へ、輸送日数の短縮、物流コストの削減、付加価値サービスの提供が可能となる。

同社グループは既に、日本海側に山形(郵船ロジスティクス東北)、石川・富山(郵船ロジスティクス北陸)、福岡(郵船ロジスティクス九州)などの販売拠点を整備している。中国地方でも郵船ロジスティクス中国が日本海側での販売網を構築している。釜山新港を活用した物流ソリューションに興味のある顧客へ、地域密着型のきめ細かなサービスを提供していく。

具体的には、釜山~日本海側主要港の航路を活用した輸送日数を削減するとともに、輸送日数短縮による、市場動向に応じたタイムリーな商品を供給できる。

また、太平洋側と日本海側をつなぐ国内転送費用の削減や、国内外保管拠点の集約による倉庫費・人件費なども削減できる。釜山で在庫保管(非居住者在庫も可能)、物流加工、流通加工など付加価値サービスを提供できるほか、調達品・販売品を集約し、商品と情報を一元管理できる。

《レスポンス編集部》

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