【MINIクーペ 発表】機能も踏まえてクーペに見えるように

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『MINIクーペ』をサイドから見ると、ウインドウ下のラインを境に下の部分はMINIの特徴を、上の部分は新たなクーペのデザインが見てとれる。

その上の部分について、MINIマーケティング・ディビジョンプロダクト・マネジメントマネジャーの佐藤毅さんは、従来のMINIとの絶対的なデザインの違いはAピラーの角度だと述べる。

「これまでのMINIは角度が立っていました。しかし、クーペらしいデザインをとるということで他のMINIよりも13度寝かせているのです。これによって、デザインとしてのクーペを完成させたのです」

しかし、機能的な目的もあった。それはCD値を下げること、そして、ハンドリングの向上だ。「ます、CD値を下げ、燃費向上とともに100~120km/hの中間加速に寄与しようという狙いがあります。さらに、絶対的に車高が低くなるので、クルマの重心が下がり、乗り味であるMINIのゴーカートフィーリングをより強調しようとしたのです」。

つまり、単にクーペに見えるデザインだからとこれを採用したわけではなく、機能も含めて検証した結果、このデザインになったのだ。

佐藤さんは、「MINIシリーズには3ドアHBもあり、使い勝手だけを考えればそれほど変わりはありません。そう考えるとやはりデザインは非常に大切で、ぱっと見て、“クーペだかっこいい! スポーティ!”という印象を与えたい。ボディの下は流用してMINIのアイデンティティを感じさせつつ、コスト的に高くなってもAピラーを寝かせたデザインとしたのです」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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