11月30日、東京モーターショー11でワールドプレミアされたトヨタ自動車の新型FRスポーツカー、『86』。その米国仕様が、トヨタの若者向けブランド、サイオンからデビューを飾った。
これは米国トヨタ販売が11月30日、ロサンゼルスで開催した特別イベントで披露したもの。トヨタ86の米国仕様、サイオン『FR-S』の市販モデルが初公開されたのだ。
このサイオンFR-S、トヨタ86との違いとして指摘できるのは、フロントバンパー。バンパー開口部は、中央だけでなく両サイドもメッシュで仕上げられている。
メカニズム面は、トヨタ86と共通だ。直噴2.0リットル水平対向4気筒ガソリン「D-4S」エンジンは、最大出力200ps/7000rpm、最大トルク20.9kgm/6600rpmを発生。トランスミッションは、6速MTと6速ATが設定される。
サイオンFR-Sは、米国では2013年モデルとして、2012年春に発売。ロサンゼルスのお披露目会場には、トヨタ『2000GT』や『スポーツ800』、『カローラレビン』(AE86型)などの名車が用意され、トヨタスポーツの血統がアピールされていた。