欧州日産は9日、フランスのシグネチャレーシングとエンジン供給契約を締結し、シグネチャがルマン24時間耐久レースのLMP2クラスに参戦すると発表した。
欧州日産が供給するエンジンは、NISMOがチューニングを行った「VK45DE」型4.5リットルV型8気筒ガソリンエンジン。日本のSUPER GTで『フェアレディZ』や『GT-R』に搭載されて実績のあるユニットだ。シグネチャに対して2年間、このエンジンが供給される。
シグネチャは、このエンジンを「オレカ03」シャシーと組み合わせ、「シグナテック・ニッサン」チームとして、今年のルマンに2台をエントリー。ドライバーには、F3のフランク・マイルー選手らを起用する。
このマシンはルマンに先駆けて、3月19日に米国セブリングで開幕するILMC(インターコンチネンタル・ル・マン・カップ)で、実戦デビューを果たすことになっている。