GMは4日、中国における10月新車販売の結果を公表した。総販売台数は、10月としては過去最高の19万9641台。前年同月比は19.6%増と好調が持続する。
GMの中国合弁(乗用車)には、上海GMとSAIC-GM(上海通用五菱汽車)の2社がある。10月新車販売は、上海GMが9万9003台で、前年同月比44.5%の大幅増。SAIC-GMは、5.1%増の9万3935台を売り上げる。
上海GMでは、シボレーブランドが前年同月比52.5%増の5万0813台をセールス。09年4月に投入したコンパクトセダン、『クルーズ』が1万7798台を販売。小型ハッチバックの『セイル』も1万4563台と人気だ。
ビュイックブランドは10月、前年同月比35.7%増の5万4490台を販売。アッパーミディアムセダンの『ラクロス』やロワミディアムモデルの『エクセル』が、前年同月比40%以上の伸びを示した。キャデラックブランドも『SRX』を中心に、1716台を登録する。
09年8月に設立されたトラック合弁のFAW-GMは、6505台の実績を残した。
GMの今年1〜10月中国新車セールスは、前年同期比35.5%増の197万6913台。通年での初の200万台超えは確実だ。GMチャイナのケビン・ウェール社長の「年間100万台に到達したのは、わずか3年前の出来事」との言葉に、急激な成長が表れている。