スバル インプレッサWRX STIのコスワース仕様を発表

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インプレッサSTI CS400
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スバルの英国法人、スバルUKは31日、コスワースと共同開発した『インプレッサSTI CS400』の概要を明らかにした。2.5リットル水平対向4気筒ターボエンジンを、400psまでチューン。0-100km/h加速は3.7秒と、スーパーカー並みだ。

コスワース社は1958年、英国で創業した老舗エンジンメーカー。フォードとの関係が深く、フォード『エスコートコスワース』、『シエラコスワース』などの名車を生み出してきた。フォード以外では、DTM(ドイツツーリングカー選手権)で活躍したメルセデスベンツ『190Eエボリューション』のエンジンを手がけたのも、コスワースだ。

またF1においては、1963年からロータスなど多くのチームへエンジンを供給。2006年にいったんF1から撤退するが、2008年にFIA(国際自動車連盟)からエンジンサプライヤーに認定。2010年シーズンは、ウイリアムズやロータスなどにエンジンを供給している。

そんなコスワースとスバルUKが、コラボレーション。特別なワンオフプロジェクトとして、『インプレッサWRX STI』のコスワース仕様を発売することが決定した。

正式車名は『コスワース・インプレッサSTI CS400』。インプレッサWRX STIをベースに、コスワースのエンジンチューニングのノウハウが、ふんだんに発揮されている。

2.5リットル水平対向4気筒ターボは、最大出力300ps/6000rpmから、400ps/5750rpmへ、一気に100psパワーアップ。0-100km/h加速は、ノーマルの5.2秒から3.7秒へ、1.5秒も短縮された。スバルUKは、「4WDのハッチバック車として、最高の加速性能を持つ1台」と胸を張る。

もちろん、足回りも強化。ブレーキはAPレーシング製で、フロントはキャリパーが6ピストン、ローターが355mmの大径タイプだ。このほか、サスペンション、エグゾースト、内外装にまで、チューニングの手は及んでいる。

インプレッサSTI CS400は、6月に販売開始。実車の写真や詳細スペック、価格は追って公表される。わずか75台しか生産されないとあって、ファン垂涎のモデルとなりそうだ。

《森脇稔》

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