トヨタ自動車、日産自動車、三菱自動車工業、富士重工業は、東京電力とともに「CHAdeMO協議会」を設立、3月15日開催された総会で正式に発足した。同協議会では、電気自動車(EV)のさらなる普及に必要不可欠な急速充電器のインフラ整備と、充電方式の標準化を図る。
昨年8月に日産、三菱、富士重、東京電力の4社で設立準備会を設置し、その後、トヨタも加わり設立に向けた検討を進めてきた結果、5社を幹事会員とする協議会の設立で合意した。EV、プラグインハイブリッド(PHV)で先行する自動車メーカー4社と国内最大の電力会社がタッグを組むため、EVの充電方法などの国内の標準方式がここで決定する見通し。
同協議会は、自動車会社、電力会社のほか、充電機器メーカー、充電サービス提供企業、これを支援する企業や行政など、国内外含めて158社・団体が協議会に参加する。
今後、協議会では、急速充電器の技術改良や、充電方式の標準化活動に加え、国際貢献の観点から国内で培った急速充電器整備に関するノウハウを海外にも展開、充電方式のグローバルスタンダード化を目指す。