ESC普及促進キャンペーン…JAF「まずは認知を」

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JAFは15日、ボッシュ、コンティネンタル・オートモーティブと合同で、自動車安全技術「ESC(横滑り安全装置)」の本格的な普及啓発活動「Choose ESC!」キャンペーンを開始すると発表した。会見でJAFの久米正一専務は「ESC普及にはユーザーからの盛り上げが不可欠。まずは認知を高めたい」と述べた。

ESCは、濡れた路面や高速走行中の危険回避などでのクルマの横滑りを低減させ、衝突回避に貢献する安全技術。複数のセンサーを車載することにより、1秒間に25回ドライバーのステアリング操作と走行状況を感知、コントロールが失われ横滑りを検知すると特定の車輪にブレーキを掛け、車体の安定を保つというもの。

欧米などでは、新車の約55 - 58%にESCが標準装備(ボッシュ2008年データ)され、特に重要な安全装置として普及が進んでいるのに対し、日本では19%と韓国の23%よりも低い数値となっている。ESC装備による効果を単独事故で見ると、アメリカでは41%、ヨーロッパでは30 - 40%、日本でも35%もの削減を実現しており、日本でのESC普及が急務であるとの見解を示した。

JAFでは、ESCが先進安全自動車(ASV)技術の中でも、最も身近で普及可能性が高く交通事故低減に大きな効果があるものとして注目。JAFの久米正一専務は「ESCはまだまだ高価で全車装備は難しい。メーカーの技術開発による低価格化と同時に、ユーザーへの認知と安全技術に対する意識を高め、自動車社会を動かしていきたい」と述べた。

JAFは、ボッシュ、コンティネンタル・オートモーティブと協力し、本年度は14回のESC体験試乗会を予定。その他、機関誌「JAFMate」やウェブサイトでキャンペーン活動を行う。

《宮崎壮人》

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