コンチネンタルが特殊タイヤ市場に注力、生産を拡大へ

コンチネンタルの特殊タイヤ
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コンチネンタルは2月1日、特殊タイヤ事業の生産拠点をスリランカで拡大すると発表した。

同社は、カルータラ工場の前工程能力を強化し、将来的には物流機器用タイヤを自給自足で生産することを目指している。これにより、製造プロセスが最適化され、物流供給網の国際依存を減らすことができる。コンチネンタルは今後3年間で約1300万ユーロを投資し、約200の追加雇用を創出する計画だ。顧客は供給網の最適化により、製品の入手性が向上するメリットを享受できる。

カルータラ工場はコンチネンタルのグローバル生産ネットワークにおいて重要な役割を果たしている。2009年以降、カルータラ工場ではフォークリフトやその他の物流機器用の工業用ソリッドタイヤを生産している。この工場はプレスオンバンドタイヤやスーパーエラスティックタイヤを製造し、アメリカ、アジア、選ばれたヨーロッパ市場に焦点を当てている。コンチネンタル、ジェネラルタイヤ、バルムなどの特殊タイヤブランドを通じて、世界中の顧客の多様な要求に応えている。

コンチネンタルの特殊タイヤ事業部門は、農業用、建設機械用、港湾車両用タイヤから物流機器用、自転車、オートバイ、レーシングタイヤまで、多岐にわたるタイヤアプリケーションを開発、生産、販売している。

また、顧客の効率を向上させ、運用コストを持続可能に削減するためのデジタルタイヤソリューションも提供している。コンチネンタルは、持続可能な素材の調達から使用済みタイヤのリサイクルに至るまで、タイヤ価値チェーン全体にわたって革新的な技術と持続可能な製品やサービスの進歩に取り組んでいる。

《森脇稔》

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