日産、CDLI に2年連続で選定…CO2排出量削減戦略などに評価

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日産自動車は、気候変動に関する戦略において優れた取り組みおよび情報開示を行っている企業で構成する「カーボン・ディスクロージャー・リーダーシップ・インデックス(CDLI)」に、2年連続で選定されたと発表した。

今年度、自動車業界から選定されたのは、日産とルノーの2社のみ。

カーボン・ディスクロージャー・リーダーシップ・インデックスは、機関投資家と連携し、企業における気候変動対応を促すグローバルなプロジェクトである「カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)」が世界の主要な企業を対象に年度調査を実施し、戦略および情報開示に優れた企業を選定したリスト。

2008年度の調査では、世界全体で3000社以上を対象に調査、中でも時価総額で世界のトップ500社(FT500構成銘柄会社)から気候変動に対する考え方やCO2排出量削減戦略などで、優れた取り組みおよび情報開示を行っている企業67社が、CDLIに選定された。

日産が現在推進中の「ニッサン・グリーンプログラム2010」は、環境における究極のゴールの実現に向けて2010年に達成すべき目標と取り組みをまとめた計画で、「CO2排出量の削減」、「エミッションのクリーン化(大気・水・土壌の保全)」、「資源循環」の3つの重点課題を設定し、活動を進めている。

また、新中期経営計画「日産GT2012」では「ゼロ・エミッション車でリーダーとなる」といった先進的な目標を設定し、2010年度に電気自動車を米国と日本市場に投入、2012年度にはグローバル市場で量販するという取り組みを進めている。

今回の選定は、こうした取り組みが評価されたもの。

一方、日産は9月には、CSRの視点で優れた企業の銘柄で構成する社会的責任投資インデックス「FTSE4Good」(英国のファイナンシャル・タイムスとロンドン証券取引所が共同出資する独立企業のFTSE社が開発)でも、構成銘柄に継続採用されている。

《レスポンス編集部》

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