スカイラインクーペ の iPod Bluetooth再生 開発者に聞く

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日産の新型『スカイラインクーペ』では、カーウイングスのBluetooth(ブルートゥース)オーディオ機能を利用して、『iPod』からの再生をサポートしている。日産とアップルのコラボレーションの経緯について、東京モーターショー会場でマーケティングと開発の担当者に話を聞いた。

----:アップルと日産のコラボレーションはいつ頃から?

日産自動車マーケティング本部マーケティングダイレクターオフィス 中澤千代子氏:「日産のアップルの連携は今回が初めてというわけではなく、2005年から始まっている。アップルから声をかけていただいたのがスタートで、ポーダブルオーディオ市場で60%以上というシェアを持つiPodにクルマの方も積極的に対応していかなくては、ということで協力が始まった」

技術開発本部 IT&ITS開発部 木村敏也氏:「カーウイングスでは従来よりハンズフリー電話用としてBluetoothに対応していた。今回、それにソフトウェアを付け加え、Bluetoothオーディオに対応し、Bluetoothトランスミッター経由でのiPod再生に正式対応した」

----:カーウイングスのBluetoothオーディオ機能は、携帯電話での再生もサポートするのか。

木村氏:携帯電話の機種によっては正しく動かないケースがあるので、現状ではiPodのBluetoothトランスミッターのみをサポートしている。

----:今回の件以外で、アップルとはどのような協力関係を築いているのか。

中澤氏:「マーケティングなところで言うと、お互いのお客様のデータベースを活用したクロスマーケティングをやっている。また、銀座、札幌、福岡、名古屋など、アップルストアと日産ギャラリーは近くにある都市ではクロスで日産車とiPodの露出キャンペーンをして、ということは過去に例がある。お互いに新たなお客様やコミュニケーションのルートが出来、有意義な交流になっている」

木村氏:「iPodのユーザーインタフェースはかなり研究をさせていただいている(笑)。ユーザーもiPodのUIに慣れてしまっているので、ナビ画面上の操作でもiPodと違和感のないUIを採用する方向で開発している」

----:スカイラインクーペのターゲットとiPodのユーザーとはどれほど重なっていると考えているのか。

中澤氏:「圧倒的なシェアを持つのiPodは、ここ数年でお客様のゾーンが大きく拡がっていると聞いた。スカイラインクーペのターゲットは30代の独身でクルマ好きな方と、50代のポスト子育て世代。前者はもちろん後者の世代にも強くアプローチできると思っている。また、スカイラインクーペ以外でも日産車11モデルで純正メーカーオプションナビで対応している」

----:iPodで音楽を再生中に、ケータイに着信が来た場合の対応は?

木村氏:「ケータイ1台、iPod1台をカーウイングスとBluetoothで同時に紐付けられるので、音楽再生中でも着信が来た場合は、自動的に割り込んで音楽再生を停止して携帯の着信を知らせる仕様になっている」

《北島友和》

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