新型日産『スカイラインクーペ』は車体骨格の基礎となる部分はセダンと共通だが、専用の可変バルブリフト3.7リットルの「VVEL」エンジンの搭載や、専用のエクステリアが採用されており、セダンとはひと味違う魅力を持ったクルマに仕上げられている。
スカイラインクーペの開発責任者を担当した、商品企画本部の大澤辰夫さんは「セダンのスカイラインは魅惑、洗練、高性能というキャッチフレーズでしたが、クーペは超魅惑、超洗練、超高性能とセダンのさらに上を行く魅力的なクルマに仕上げています」
「日本ではクーペの販売が実質的に行なわれていないのでライバルは不在ですが、メインマーケットの北米ではBMW『3シリーズクーペ』がライバルとなっています。北米メディアではスカイラインはBMWを競合車種に想定。それらに対して、高い評価を受けていますので、販売的にも成功してくれると思っています」とコメント。
実際にスカイラインクーペはインフィニティブランドで売られる高性能スポーツカーとして認知されており、日本より高い価格にも関わらず北米では高い人気を獲得している。新型も超魅惑、超洗練、超高性能のパッケージングを武器に、3シリーズクーペの最大のライバルになりそうだ。