日産、自社開発燃料電池スタックを搭載FCの05年モデル

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日産、自社開発燃料電池スタックを搭載FCの05年モデル
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日産自動車は、12月13日付けで、自社開発の燃料電池スタックを搭載した高圧水素式燃料電池車『エクストレイルFCV』05年モデルの国土交通大臣認定を取得したと発表した。これを受け、限定リース販売を開始する。

同社は、2003年12月、燃料電池車の03年モデルで大臣認定を取得し、国内でリース販売を実施している。

今回の05年モデルでは、03年モデルで実施してきた国内外での公道走行実験を通して得られたデータを活用するとともに、自社開発の燃料電池スタックなどの新技術を搭載し、03年モデルに比べ各種性能を大幅に向上させた。

同社では、燃料電池スタックを自社で開発することにより、スタックのサイズを03年モデル搭載のスタックに比べ約60%に小型化しながら、発電能力(スタック最高出力)を90kWと大幅に向上させた。この結果、05年モデルでは、最高速度が150km/hまで向上した。

また、05年モデルでは、高圧水素容器の容量を従来比15%小型化しながらも、燃料電池システムの効率を向上させることで、370km以上の航続距離を達成した。加えて高圧水素容器、燃料電池スタックの小型化を図るとともに、各種ユニットのレイアウトを見直すことで、ラゲッジスペースを荷室長で400mm以上拡大するなど、居住性の向上も図った。

同社では、70Mpaの高圧水素容器を搭載し、航続距離を従来の1.4倍の500km以上に向上させた車両を開発しており、2006年2月にカナダで公道走行実験を行う予定だ。

《レスポンス編集部》

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