『プレミオ/アリオン』のエンジンラインアップは、1.5/1.8/2.0リットルの3種類とされた。
このうち1.5と1.8は、『カローラ』と同系のエンジンに4AT、2.0リットルは『Opa』と同じ直噴「D-4」エンジンにCVTが組み合わされた。
興味深いのは、10・15モード燃費が、1.5が16.4km/リットル、1.8が16.0km/リットル、2.0が16.4km/リットルとほぼ横並びなことだ。
「絶対的な燃費性能で言ったら直噴エンジンやCVTのほうが有利ですが、走り方ひとつで1.8が他車を逆転するケースもあります」と予想するのは、エンジン担当の隅晃一氏。
ホンダ『フィット』は、直噴や可変バルタイなどとはまったく違うアプローチで低燃費を実現しているが、トヨタでは「当面、つまりこのエンジンの世代では現在の方法(可変バルタイや直噴)を追求する」とのことだ。
『Opa』2リットルの11月のe燃費は10.2km/リットル、これは2.0リットルAT車で1、2を争う数字だ。エンジンとトランスミッションが同じで、車重も10kgほどしか違わないプレミオ/アリオンの実用燃費もこのあたりだと予想される。