国土交通省は13日、茨城県つくば市の日本自動車研究所で実施しているチャイルドシートの安全性能実験を報道陣に公開した。実験は今月から始まり、全部で32種類のシートで衝突時と同様の衝撃を加え、安全性を確かめるという。
実験ではメーカーが発行する説明書の手順どおりにシートへ固定し、前面衝突事故と同じ加速度を与え、衝撃発生の度合いや、説明書どおりの方法で固定がしっかりなされるかなどをチェックする。全32種類(国内基準27種類、欧米基準5種類)のシートが実験対象となっている。
中には説明書どおりの方法では固定が不充分になったり、記述がわかりにくいものもあり、そういったことも総合的にチェックしていくようだ。